まずヘアカラーは、主に多く使われているものは3種類に分けられます。

 

 

【アルカリカラー】

一般的に使われるカラー剤で、髪の内部に色素を浸透させて発色させる

【ブリーチ】

髪のメラニン色素を脱色して明るくする

鮮やか、薄めの色素のカラーをつくる下地に使われる

【ヘアマニキュア】

髪の表面に色をコーティングする

 

 

主に使われているのはこの三種類で、アルカリカラーがいちばん身近かと思います。

 

 

いわゆる【カラー】というとアルカリカラー、【ブリーチなしカラー】をイメージする方が多いかなと思います。

 

 

 

次の記事では、【ブリーチなしカラー】と【ブリーチありカラー】のメリットとデメリットをお伝えしていきます

【ブリーチなしカラー】とは、脱色せずに髪に色を入れることです。

髪をダメージから守りながら色を入れられる一方で、明るさや色味の限界があります。

 

⭕️ブリーチなしカラーのメリット

・髪のダメージが少ない

ブリーチに比べ髪の内部を壊さないので健康な髪が保たれます。

・色落ちが緩やかで自然

地毛の色を残して染めるため、ブリーチしたカラーよりも奇抜な抜け方をしにくく、自然な色へ落ちていきます。

・髪の元々の色を生かせる

地毛の色味に合わせて深みのあるナチュラルなカラーが楽しめます。

 

❌デメリット

・明るさの限界がある

ブリーチなしカラーでは、明るさに限界があります。ハイトーンやペールトーンは難しいです。

・鮮やかな発色が出づらい

原色系カラーや、パキッとした色味はブリーチをしないと出にくいです。

・地毛の赤みが消しにくい

日本人は赤みが出やすい髪をしている方が多いです。流行の透明感のあるグレージュやベージュは赤みが少ないものが多く、ブリーチなしですと普通のブラウンカラーになってしまう可能性があります。

 

メリットとデメリット、自分がどのようにしたいか、自分が何を優先したいかにより合ったカラーをすることが大切です！

【ブリーチありカラー】は、鮮やかな発色や透明感のあるカラーができる一方で、髪への負担が大きい施術です。

ブリーチなしカラーのメリット、デメリットと比較してみましょう☺️

 

⭕️ブリーチありカラーのメリット

・鮮やかな色味を表現出来る

ブリーチは髪のメラニンを抜いてその上からカラーを入れるので、鮮やかな色、ハイトーンやペールトーンの薄い色も綺麗に発色します。

・透明感が出しやすい

ミルクティーベージュ、ホワイト系、グレー系のような薄くて淡い色の柔らかさは、ブリーチなしでは出しにくい色です。

・デザインカラーをしやすい

インナーカラーやハイライトなどのデザインが大切なカラーは、ブリーチをすることで明度の差が出て立体感や色の差がしっかり出ます。

 

❌ブリーチありカラーのデメリット

 

・髪が大きくダメージを受ける

髪の色素を抜く強力な薬剤なので、乾燥、切れ毛、枝毛の原因になる

 

・頻繁なメンテナンスが必要

ブリーチ後のカラーは定着が悪く、落ちやすい傾向になります。ブリーチなしカラーに比べて色が落ちるのが早いので、頻繁に染めたくなりやすいです。

また、根本の新生部が伸びると、地毛との境目が目立つので、リタッチブリーチが1〜2ヶ月で必要になってきます。

 

・コストと時間がかかる

1回の施術でも数時間かかることがあり、さらにメンテナンスの頻度も高くなるため、美容室にかける時間やお金が増える傾向にあります。

 

綺麗な発色になる分、デメリットも大きいのがブリーチカラーです。

ブリーチあり・なしのカラーは、髪の状態やライフスタイル、なりたいイメージによって向き・不向きがあります。それぞれの向いている人／向いていない人を以下にまとめます。

🌼ブリーチありカラー

✔ 向いている人

• 明るく透明感のある髪色にしたい（例：ミルクティー、シルバー、アッシュベージュ）


• 髪色で個性を出したい、目立ちたい


• ファッションやメイクも明るめで、トータルでおしゃれを楽しむ人


• 髪のダメージケアをしっかりできる時間・予算がある


• 頻繁にカラーやケアに通うのが苦じゃない

✘ 向いていない人

• 髪や頭皮が弱く、刺激に敏感


• 仕事や学校で髪色の規定が厳しい（派手な髪色がNG）


• 髪を早く伸ばしたい・将来黒髪に戻したい


• 毎日のケアや頻繁なカラーの時間・予算を確保できない

🌼ブリーチなしカラー（ダブルカラー含む）

✔ 向いている人

• ナチュラルにトーンアップしたい（例：ブラウン系、暗めベージュ、オリーブ系など）


• 髪へのダメージを最小限にしたい


• 色落ちが気になりにくく、扱いやすいカラーが良い


• 職場や学校のルールが厳しい


• 忙しくて頻繁なメンテナンスができない

✘ 向いていない人

• ブリーチなしでは出せない明るさや発色を求めている


• 強い赤みやオレンジみが出やすい髪質で、それを消したい場合


• 髪色で大きく印象を変えたい

 

自分のやりたい色やライフスタイルに合わせて、また美容師さんと相談して、素敵なヘアスタイルにしていきましょう！